ホ・ギュン:朝鮮王朝を揺るがした男 (★★★)

2000年/韓国・KBS【全50話】
【監督】
◆イ・サンウ(李尚禹)
【脚本】
◆ソン・ヨンモク(孫英牟)
【出演】
◆チェ・ジェソン(崔宰誠)
◆キム・ジュスン(金周承)
◆ソン・ドンヒョク(善東赫)
◆チェ・ジョンユン(崔貞允)
◆オ・ジョンへ(呉貞孩)
◆チョン・ドンファン(鄭東煥)
◆イム・チェム(林采茂)
◆ハ・ダソム
◆キム・ミョンス(金明秀)
◆パク・チンソン(朴真星)
◆キム・ジョンギョル ◆キム・フンギ
◆パン・ヒョジョン(潘孝貞) ◆ナム・ユンジョン(南尹晶)
◆パク・ビョンホ(朴柄浩) ◆ファン・ウナ
◆チョン・フンチェ(鄭興彩) ◆ソン・ホギュン
◆チョ・ヤンジャ(趙洋子) ◆チョ・ヨジョン(趙如晶)
◆シン・ウンジョン(申恩廷) ◆アン・ヘスク(安海淑)
◆イ・ヒョンギョン(李賢京) ◆イ・ジュファ(李朱華)
2000年の作品にしては古めかしいし、見送ってもいいかなと思ったものの、ホ・ギュンという人物が『洪吉童傳』の作者であったことを思い出し、興味が湧いたので観賞することに…。
通常、ドラマのオープニングというのは、ほとんどが作りっぱなしで、だから長編ドラマになると既に出番を終えた俳優がいつまでもクレジットされたり、そうかと思えば途中から登場した俳優は全くクレジットされなかたり、とおかしなことになってしまうのですが、このドラマは出演者が入れ替わるとオープニングにもそれをしっかりと反映させておりました。その辺で一味違うドラマだという印象を持ってしまうのですが、それはやっぱりオ・ジョンヘの扱いに配慮した結果でしょうか。
1話の冒頭で示された通り、ホ・ギュンの最期が処刑であったことは事前情報として持っており、志を遂げられないまま無念の最期を迎える男の一生を見なければないので、決して溜飲を下げることは出来ないだろうというのは判っていたのだけど、やはり後味は良いものではありません。特に憎まれっ子世に憚る的な結末はカタルシスをも挫いてしまいます。
しかしながら、洪吉童という英雄を創り出した人物の生涯が垣間見えた事と、久しぶりにオ・ジョンへの姿を拝む事が出来たという部分にこの作品の価値を感じる事が出来ました。
(エンタメ~テレ☆シネドラバラエティ/★★★)
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